マーケティングとは?②
こんにちは!Blog担当者です。
今回のテーマは「VMD」です。
売上アップについて調べる際に、VMDという言葉を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
売上アップに欠かせないVMDについてご説明いたします!
目次
前回のマーケテイングの記事はこちら
1. VMDとは何か
VMDは、マーケティングの手法の一つである、「ビジュアル・マーチャンダイジング」の略です。
「マーチャンダイジング(merchandising)」は、日本語で「商品化計画」と訳されるマーケティング用語。
マーケティングが全体の戦略に使われるのに対して、主に小売りの現場での店舗づくりや商品計画に用いられます。
「ビジュアル・マーチャンダイジング(Visual Merchandising)」とは、ビジュアル、つまり、視覚的な効果によって商品の販売促進を図るマーケティング手法です。
店頭プロモーションにおいて、ブランドや企業の価値・世界観・イメージを視覚的に伝えることを指します。
陳列や店頭装飾、ディスプレイなどを含みます。
同じ商品が陳列された売り場でも、売り場の作り方によって、売れる売り場と、売れない売り場があるのです。
売れない売り場
○何の売場かわかりにくい
○商品が選びにくい
○商品が理解しにくい
○売場に興味が持てない
○欠品している
売れる売り場
○何の売場かよくわかる
○商品が選びやすい
○商品が理解しやすい
○売場に興味が持てる
○在庫がある
2. VMDの三要素 VP・PP・IP
VMDには三つの要素があります。
VMDという言葉がよく用いられる、アパレルショップの売り場を例にご説明いたします!
①VP (ビジュアル・プレゼンテーション)
売り場のコンセプトを視覚的に表現することです。
コンセプトとは、企業・ブランド・ショップのイメージ、シーズンテーマ、重点商品です。
アパレルショップでいうと、売り場に入りやすくするためのショーウインドウや、入口のディスプレイに当たります。
季節の限定商品や、ブランドの代表商品を置き、思わず店舗に入りたくなるように誘導します。
②PP (ポイント・プレゼンテーション)
特定の商品に絞って、その特徴や魅力を視覚的に表現します。
全ての商品でなく、中でも売りたい商品を強調します。
目立つ場所へ商品を配置したり、POPを使用して商品をアピールします。
強調した商品への誘導はもちろん、その商品が陳列されたコーナーへの誘導の役割もあります。
アパレルショップでいうと、入口正面に配置されたマネキンが着る商品です。
③IP (アイテム・プレゼンテーション)
PPが特定の商品の視覚的表現であるのに対して、IPは個々のアイテム、つまり個々の商品の視覚的表現です。
商品が綺麗に並べられた売り場と、商品が乱雑に置かれた売り場があったら、どちらがより商品を手に取りやすいでしょうか。
当然、綺麗に並べられた売り場の方が、商品を手に取りたくなります。
また、商品を分類・整理して、どこに何があるかわかりやすく、選びやすく配置することも重要となります。
アパレルショップでは、アウターやボトムス等、アイテムごとに売り場が整理されています。
また、お客様が一度手にとって戻した商品を、綺麗に畳みなおして整理することで、次に来店されるお客様も心地よく売り場を見ることができます。
VP・PP・IPの目的は、お客様が店舗に入店して、購買に至るまでの導線をつくることです。
VMDは、お客様の目を引くような装飾、陳列でなく、最終目的はあくまでも商品の購入だということを意識して、売場の構成していきます。
3.VMDの例
VMDのために使われるのが、什器やPOPです。
商品を目立たせたり、手に取りやすくしたりする効果があります。
紙製の什器は、比較的低コスト・短納期で製造できるため、季節や新商品の発売によって頻繁に入れ替わる売り場の構成に重要となってきます。
制作事例→スイングPOP、帯シート、大型什器等
POPや什器の使用だけが、VMDの戦略ではありません。
同じ商品棚でも、目立たせたい商品をお客様の目の高さに配置したり、視線を誘導するような配置にしたりすることによって、商品の売れやすい売り場を作ることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今後もマーケティングの手法について随時更新予定です!
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次回のテーマは「モアレ」です。